メッセージ

皆様こんにちは。 私たちは特定非営利活動法人農と福祉の未来・ハコベと申します。 
横浜で約25年間、精神保健福祉ボランティアグループとして、障害を持った方々とともにサロン活動等を行ってきました。私たちはこの度、2021年6月NPO法人の認証を受け、この活動の中の自然農部門をさらに充実させていくことになりました。 皆様は、「自然農」という言葉をご存知でしょうか?「耕さない」・「草や虫を敵にしない」・「(草などを)持ち出さない(農薬などを)持ち込まない」、の3原則とした心身にも大地にも優しく持続可能な自給活動です。生き物の賑わいを感じる菜園は、子供から大人まで生きがいと癒しを与えてくれます。またそこで育ったお野菜やお米は、命のエネルギーそのものを感じさせてくれます。 私たちは、単にお野菜を育て食べるだけではなく、花を咲かせ種を採り、また未来へ繋いでいくという仕事もしています。ご興味関心のある方、ぜひ共に自然農ライフを楽しみませんか?

〜矢野剛司・プロフィール〜
今から 13 年前、転職を機に、照葉樹林帯保全運動と有機農業の里で知られる宮崎県綾町にて約 1 年間 自然農と有機農を学ぶ。
横浜に戻ってからは、精神保健福祉士として横浜市生活支援センターでソーシャルワ ーカーをする傍ら、 川口由一氏の提唱される自然農の実践を開始。
中区で先駆的に活動していた精神保健福祉ボランティアグループかもめサポートとのご縁、青葉区にて自然農を実践されていた川口俊一氏とのご縁によって現在に導かれる。

団体概要

名称特定非営利活動法人 農と福祉の未来・ハコベ
設立2021年6月17日
所在地神奈川県横浜市青葉区あざみ野3丁目3番地あざみ野団地5棟104号
連絡先Eメール hakobe2020@gmail.com (アットマークは半角で)
役員矢野剛司  理事長
鈴木拓   副理事長
小笠原由紀 理事
板橋拓   理事
山口德江  理事
上野良子  理事
山口泰彦  理事
田中英司  理事
松本英之  理事
関矢芳樹  理事
井汲公男  理事
ハコベの目的すべてのいのちの源である自然や環境を大切にする。
人間の様々な境遇や立場に敬意を払う。
この両者が持続的かつ平和に生きられる世界を創発するために、農福連携事業を行う。
身土不二のライフスタイルを提案・実践することによって障がいを持つ人もそうではない人も、今を生きていることを共に喜び、謳歌する。
事業内容(1)環境や社会活動の普及・啓発事業
(2)農体験、里山保全、環境教育などを通じた地域交流事業
(3)地産地消を推進する事業
(4)障がいを持つ人と持たない人との交流を通じた啓発事業
(5)障がいを持った方又はそのご家族への相談支援事業
(6)その他目的を達成するために必要な事業
定款ハコベ定款

ハコベの歩み

  • 前身の任意団体「精神保健福祉ボランティアグループかもめサポート」(通称・かもサポ)が横浜市中区で活動開始
    以来25年間にわたり、精神障がいで、おもに寿地区のドヤに閉じこもっている男性当事者とは行政や医療とも協働運営で、バスハイク等のイベントやお茶とおしゃべり、家族が抱え込んで閉塞状況に陥っている閉じこもりがちな女性当事者とは各種サロン活動(音楽・美術・ヨガ・料理・クッキー作り、生花・プリザーブドフラワー等)や障がい当事者の事情や希望に応じたパーソナル支援を行ってきた。
    1996
  • かもサポ 代表交代
    矢野が代表となり、自ら10年以上にわたって取り組んできた農的自給活動による暮らしの充実・食と健康の充実活動を、精神障がい当事者やボランティアらと共に普及啓発する取り組みを開始(自然農講座、大豆作りから味噌作り体験、田植え・稲刈り体験)。
    2016
  • 戸塚区から青葉区へ
    当初普及啓発活動は、戸塚区俣野にある「特区農園」を借りて(約1.2アール)実施してきたが、青葉区鉄町、市ヶ尾町の田んぼや畑を利用させていただくことになり(約15アール)、農的活動の規模も大きくなり収穫量も増加。
    2018
  • マルシェ 始める
    月に一度「自然農ガレージマルシェ」を開催し、精神障がい当事者やボランティアはもちろん、町内の方々や通りがかりの方も歓待し、その中で相談や困りごとがあれば伺い、安心で平和なコミュニティーを醸成。
    2019
  • 法人化
    任意団体として実践してきた精神保健福祉活動や農事業をさらに地域に定着させ、継続的に推進していくことを目的に法人化を決意。
    2021

事業計画

2024年度事業方針
法人の名称 特定非営利活動法人 農と福祉の未来・ハコベ

1 総論:事業方針 
①この横浜で、自然農で、小さな「自給圏」の達成に向けて努力します。 
②この横浜で、青葉区で、障がいのある人もない人も、気軽に立ち寄れて触れ合える「コミュニティ菜園」を発展させていきます。また、専門的に自然農を学びたい方は一緒に作業して力を付けることができます。 
③この横浜で、自然農による野菜の生産・販売によって、小さな雇用の創出を図ります。
 
2 個別事業活動方針 
○事業内容:特定非営利活動に係る事業 
①農体験、緑地保全、環境教育などを通じた生涯学習事業 
・内   容
自然農講座、近隣保育園、学校等との協同による学習体験、自然農人を目指す研修制度 
耕さない、草や虫を敵にしない、持ち出さない持ち込まない、を理とした自然農の魅力や楽しさ、意義を伝え、土の上の作法と所作を身に着け、自らも実践できる力を養い、自己の力能(生きていく力)の増大を目指す。段ボールコンポストの方法などを紹介し、家庭でもごみの減量化と資源化が実践でき、循環型社会の有り様を展望できる仲間を増やす。 
・日   時 毎月1回第一日曜日、他 
・場   所 青葉区の菜園、田んぼ 
・従事者人員 100人 
・受益対象者 市民 200人 
・支出見込み額 70,000円 
②地産地消を推進する事業 
・内   容 
自然農マルシェ、季節のお便り(返礼) 
有志宅の軒先をお借りし、新鮮な自然農野菜を配り、お茶や野菜を使った料理、お菓子等で来訪者を歓待し交流する。
近隣の方々の近況を伺ったり来訪者のご様子を伺ったり、又通りすがりの方にも声をかけお野菜を通じた繋がりを作っていく。        また、ハコベへのご寄付者に対して、自然農お野菜を返礼として送り、従来実践してきた「ギフトエコノミー」を推進する。 
・日   時  偶数月第4日曜日 
・場   所  市内 
・従事者人員  50人 
・受益対象者  市民 360人 
・支出見込み額 100,000円 
③農産物の生産と販売事業 
・内   容
無人販売所の設置、野菜のセット販売、飲食店などへの販売 
昨年度度からハコベは営農にトライし、収入を得て雇用を創出できる団体を目指している。
今季は、独自路線での販売場所のご協力が得られ、市内4か所で無人販売所を設け、滋養ある自然農野菜を販売する予定である。 
・日   時  青葉区、瀬谷区、中区、磯子区等 
・場   所  市内各所 
・従事者人員  36人 
・受益対象者  市民 200人以上 
・支出見込み額 100,000円 
④障がいを持つ人と持たない人との交流を通じた啓発事業 
・内   容
農カフェ、コミュニティ菜園 
障がいを持つ人も持たない人もいつでも気軽に訪れることができ、そこで集い遊んだり、野菜や花などを育て収穫したりして生活の充実や充足を図ることが目的である。近隣障がい者施設や地域ケアプラザ、地域の方々等にも声をかけ、施設や公園とはまた違った「サードプレイス」を提供する。 
・日   時  不定期、随時 
・場   所  市内 
・従事者人員  96人 
・受益対象者  市民 240人 
・支出見込額  50,000円 
⑤障がいを持った方及びそのご家族への相談支援事業 
・内   容
個別相談支援 
これまで25年間行ってきた精神保健福祉ボランティアの実績や精神保健福祉士、看護師、介護福祉士等のマンパワーを活用して、誰もが生きがいや使命を担い、平和に生きる権利を行使できるよう支援する。 
・日   時  随時 
・場   所  市内 
・従事者人員  5人 
・受益対象者  市民 120人 
・支出見込額  50,000円