4月のマルシェのお野菜は、長ネギ(ボウズ知らずという品種)、チャイブ(西洋わけぎ)、ニラ等でした。足を運んでくださった方々、感謝申し上げます。
4月の自然農講座は、種の話、ダンボールコンポストの作り方、里芋の植え付け等を行いました。初参加の方も複数いらっしゃりとても嬉しい講座となりました。お昼は、田んぼの自然農米でちらし寿司をいただきました。参加くださった方々、ありがとうございました。
朝から肌寒い曇天の中の自然農講座でしたが20名以上のご参加があり、感謝申し上げます。初参加のご家族が二組もいらっしゃり、新たな出会いをとても嬉しく思いました。さあ、これから忙しくなるぞ!という直前の畑の様子ですが、みんなでじゃがいもを植えたり、のらぼう菜の生えている様子を観察したりしました。お昼は、こののらぼう菜と昨年の夏にたくさん作ったバジルソースを合わせたパスタと畑のブロッコリー、人参などを使ったクリームパスタをみんなでいただきました。自然農の畑は、四季の変化に応じてドラマチックに変化します。それがとても美しいと感動して早14年の月日が経ちます。日々飽きることなく続けられるのも、作物の他に畑で沢山の命が展開するゆえだと感じます。事実は、沢山の命の営みと支え合いの中で、「結果として」作物も育つということなのだと感じます。講座の中で、「どうして耕さないで肥料もあまりやらなくても育つのですか?」という質問がありました。その場でうまく答えられた自信がないので、改めて考えていたのですが、人間が計算し、管理して、よかった理由悪かった理由をあれこれ言える世界はある意味、「貧相」だと思います。しかも人間が考えることは大概「間違っている」(笑)。なので、私は、「複雑な世界だから」と答えました。畑の上の「複雑な世界」は、人知を超えて豊かであり、その豊かさの中で作物も人間も元気に生かされていると考え信じていた方が楽しく、楽に生きられる。例えば、白菜を育てようと思って、うまく葉がまかなかったり、小さなものしかできなかったりすると、「ああ、うまく作れなかった、失敗した。」と思うかもしれません。しかし、葉が巻かないで青々とした葉っぱは野生的でとても美味しいです。畑にそのまま残せば、素晴らしく美味な「菜花」がいただけます。さらにそのまま、花を咲かせれば、次世代への種がつなげます。人間が、無理をしてエゴを貫いて力でねじ伏せようとすることをしなければ畑が助けてくれるのですね。逆に、無理をすれば必ずしっぺ返しが来るのです。
2月の自然農マルシェは、今年最後の里芋、春の代名詞のらぼう菜、ブロッコリーでした。たくさん来てくれたのに、お野菜が少なくてごめんなさい。端境期は、いつも悩みます。来年こそは、この時期でも旬のものをたっぷりお出しできるように精進したいと思います(毎年言っている気がする‥)のらぼう菜は、花芽の着く茎がとても甘く、シャキッと歯応えも嬉しく最高です。また、ブロッコリーはとても珍しい固定種の「ドシコ」という品種で、野口種苗さんからいただいてから3年種取りをしているものです。やはり自分で種取りをして育てるということが基本になると感じます。自分で採った種は、発芽や生育がとても素直で良いのです。ちなみに、のらぼう菜もずっと種を採っています。一般にアブラナ科の野菜は、花を咲かせても他の種と交雑しやすく種取りが難しいのですが、のらぼう菜は交雑が少なく私のような大雑把な人間でも種がとれます。
穏やかな天候に恵まれ、今年も味噌造りを行うことができました。今回初参加の方もおられ、総勢22名の参加でした。足を運んでくださりありがとうございました。お味噌は約40kg造りました。みなさん容器をを持参され、仕込んだお味噌を持って帰っていただくことができました。お味噌は、半年後くらいから美味しく食べられます。楽しみですね。実は、この講座に先立つ1月某日、今年初登場の味噌切り機(長野県の農家さんから譲り受けました)の性能を確かめるべく、約40キロ弱を仕込みましたので、今年は結構頑張ったなあと思います。ちなみに今回の40kgは、大豆8.6kg、麹13kg、塩5kg。これに水分が加わっての量です。畑で採れた自然農大豆は4.6kg、残りは、無農薬無肥料の津久井在来大豆を購入しました。来年は、作付け面積を増やせそうなので、青葉区産自然農大豆100%を目指して頑張ります。
皆さまお世話になっています!
私たちは、特定非営利活動法人農と福祉の未来・ハコべと申します。青葉区の自然農菜園より、日頃ハコべをご支援いただいて皆様には厚く御礼申し上げます。早いもので立ち上げからまる4年が経過しました。田畑の活動も定着、拡大しており、自然農を学び自給したい、田畑で癒され心身を整えたい、とお問合せをいただくことも多くなりました。ハコべ事業においても生産・販売事業、耕作断念地の再生等、地域貢献できる活動を更に発展させていく段階に入りました。皆さまにいつものお願いです。このハコべの活動を持続的安定的にするため、また、一つの地域農家・法人を皆さまの手で支え育てていただくために新しい年度のご寄付をお願いしたく思います。ご寄付いただいた方々には、少ないですが“季節のお便り”として滋養ある自然農野菜を送らせていただきます。どうかよろしくお願い致します!
ハコベへのご寄付をぜひお願い致します!